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イーデント歯科室の治療2:処置診断の難しい症例

歯周病の治療

 

根尖病巣と歯周ポケットの交通した難治性の骨吸収に対する処置

 根側面に顕著な骨吸収があり抜歯の対象も考えられるが、補綴的な見地から保存された第二大臼歯。 元来、根尖病巣由来の骨吸収なら根管治療のみでも骨修復がおこなわれる場合があるが、陳旧性で根面の汚染と排濃があり、根管治療のみでの垂直的骨の回復は不可能と判断される。 すべての残存歯に歯周病の外科的治療をおこなう。 人工骨は当時主流のハイドロオキシアパタイト顆粒を欠損充填に利用。 (左2枚目は金属コア試し入れ時。 根尖部で再度根管を追求しあらためて充填。 右端は13年後、歯肉部に一部顆粒が含まれるも歯周ポケットは正常値で出血排濃なし。現在17年経過で問題なし。 アパタイトは骨に置換されないといわれますが、大事なのは骨を作ることより歯周ポケットを可能な限り除去(eliminate)すること考えます。 

 

欠損部位より採取した骨片を歯周外科処置後の欠損部に充填して歯槽骨の回復をはかる

治療前の状態

歯槽骨の吸収と根尖病巣

歯槽骨の回復(治療3年後)

 

 

インプラント修復

大きな欠損範囲のインプラントによる修復(上顎は骨を広げる処置を併用)

歯周病の進行が顕著のため残存骨に合わせた植立


 

大きな欠損部位を避けたインプラントの植立(右下は3年後)

β-TCPブロックを使った上顎洞内への骨造成によって植立されたインプラント(当院ではいわゆるサイナスリフトは口腔外科に依頼しております)

 

根管治療

レントゲン写真では充填に問題ないようでも病巣が存在するような場合は複雑な根尖部に応じた根管拡大と充填法が必要となります。(左図;治療前、右図;1年後治癒像:7年経過まで観察)

 

根側面に分枝があり病巣がある場合は、側方への注入圧で根管充填をする場合もあります(右図;10年後写真;余剰充填材は消失しており、隣接歯は完全な自然閉塞があり問題はありません。 )。

 

        

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