Flashアニメーションについて 

 以下は口腔顔面痛や顎関節症についての説明解説のためFlashアニメーションを他のHPや学会発表用(2000〜2002)にご依頼を受け製作したものです。 一般向けには理解しにくい専門的な略語等をふくむ生理学的な内容のものもございます。 

神経生理の基礎解説ムービー

シナプス・神経伝達物質・レセプター  (46k) 神経細胞(ニューロン)間の情報伝達にみられるシナプス間隙のシナプス小胞・レセプター(受容器)と神経伝達物質の図解(中枢)
シナプスにおける興奮系と抑制系の機能
神経伝達物質とイオンチャンネルの開閉(16k)

GABA受容体(31k)

神経伝達物質(Neurotransmitter)がイオンチャンネルの受容体(Receptor)に取り込まれることを契機にチャンネルを形成する分子に形態変化が起こり、シナプス間隙のイオンが膜内になだれ込み、膜電位に急激な変化をもたらす。膜電位を抑制性に向かわせるGABA受容体に依存するイオンチャンネルはGABA(γ-アミノ酪酸)とともにbenzodiazepine,ethanol,barbiturateとも結合し相乗的作用を発現する。
興奮の伝達 (無髄線維)(9K)

興奮の伝達 2(有髄線維)(10K)跳躍伝導

神経線維の膜電位の変化と電位依存性イオンチャンネルの開閉が連続して起こることに拠りインパルスの伝達がおこります。
帯状疱疹ウイルス由来の一過性の急性歯髄炎様症状(167K) VZV(varicella zoster virus);帯状疱疹ウイルス(水痘:みずぼうそう後の不顕性感染由来の)三叉神経支配領域の感染によっておこされる、一過性の急性歯髄炎様症状(激痛)の推論と血管から遊走したマクロファージ等免疫細胞によるVZV感染領域神経細胞の破壊。 
末梢神経の再生その2 (25K) 神経切断部位の再生にみられるシュワン細胞と神経成長因子(Nerve Growth Factor)の役割
バニロイドレセプターの末梢ポリモーダル受容器への発現とカプサイシンの作用(280K)約2分 末梢ポリモーダル受容器に対する侵害刺激を契機に、NGF(神経成長因子)とその受容器TrkAとの複合体は後根神経節に上行し、遺伝子を発現しヴァニロイドレセプターを合成する。 それらは神経線維を下行し末梢にもどり、熱刺激に対する痛覚過敏を促進する。また同部にcapsaicinを添付応用した場合の効能として初期感作による疼痛の増大と、継続による脱感作および疼痛の減弱をまとめ解説。(2002年作)